あたしが好きになったのは不良軍団!?
あれから何時間寝たんだろう。
目を開けたら・・・
「わっ!」
目の前にヒカルが居た。
「おまえ・・・」
「なんでいるの!?」
「たまたま」
「ちょっマジびっくりした!」
「つーか・・・」
「うん?」
「見えてんぞ」
「何が?」
ヒカルは赤くなって指をさした。
あたしは指をさされた方をみると・・・
「見ないで!」
ヒカルの顔に手を当てた。
さっとスカートを直して。
「何赤くなっての!」
「なってねぇーよ」
「パンツ見られたー!」
「そんな見てねぇーって」
「見たくせにー」
「気にすんなって」
「気にするよー」
初めてお父さん以外の男にパンツ見られた。
お、お父さんっていっても小さい頃だから!
あたしは少し赤くなりながらもヒカルからちょっと離れた。
「何避けてんだよ」
「避けてないよ」
あたしが逃げてることがバレたからまた元の場所に戻ったらタオルが顔に当たった。
「え!」
「んな顔すんなよ」
「え・・?」
「見られたくらいで赤くなってんな」
「な、なってないし!」
と言いながらもバッチリタオルを顔に当てる。
ちょっと・・・ちょっとだけ後悔した。
もっとかわいいパンツ穿いてくればよかったなぁ。
あたしはそっと立ち上がってヒカルに、
「タオルありがと!あたし学習室行くね」
「おう。俺も行く」
まだ放課後じゃないけど学習室に行くことにした。
廊下にはちょっとさぼってる生徒がいる。
まぁーあたしもそうだけど。
廊下にいる人たちを通り抜けながら学習室についた。
そしたらヒカルがポケットから鍵を出して、
「なんで鍵持ってるの?」
閉めてあったドアを開けた。
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