BEST FRIEND
これは強がりでも何でもなくて、本当の気持ち。親友がこれから愛する人と楽しく過ごして笑っていれば、その笑顔を見て私もきっと笑える。
夏海の言う通り私の恋は叶わないけれど、幸せな人の傍にいればその人から幸せを貰っていつか私も次の恋に出会える。しばらくは夏海の事を諦められないかもしれないけど、いつかこの恋も思い出に変わるだろう。
思い出に変えて、私も冬馬達のように幸せになろう。
夏海はしばらくハルをじっと見て、そして少し笑った。
「…ハルは本当に優しい子だな」
「また子供扱いした…」
「違う。親友って言っても赤の他人だろ?なのにそこまで二人の幸せを喜んでやれるなんて、本当に優しい人じゃないと無理だよ。現に私は、冬馬から付き合うって報告されても何とも思わなかった。良かったなって思う程度だったよ」
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