BEST FRIEND
両手を組み合わせモゴモゴ言う夏海が可笑しくてハルは声を上げて笑ってしまった。
「何で笑うんだよ!人が謝ってんのに!」
「ごめん。何か夏海っていつも私に謝ってるなーって思って」
それに罪悪感を感じてるのか、いつもより夏海が小さく見えてそれも可笑しかった。
夏海は笑われて照れくさいのか、頭を掻く。
「謝るような事して来たからな…」
「もういいよ。それに私も夏海の事嫌いって言ったりしてごめんね」
「いや、私が悪いから」
「夏海の事は大好きだよ」
「……」
その言葉に夏海はじっとハルを見て来た。それを見てハルは慌てて手を振る。
「あ、言っとくけど、恋とかそんなんじゃないからね。もう夏海の事は綺麗サッパリ諦めたし、私も冬馬達みたいに幸せになれるよう素敵な恋人探す」
この言葉に嘘はない。夏海の事は大好きだけど、淡い期待を抱いたりしなくなった。
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