BEST FRIEND
朝の駅のホームはいつも人で溢れている。朝の出勤ラッシュに巻き込まれる人達はホント大変だな。
他人事のようにそう思いながらハルは電車が来るのを待っていた。
ハルが乗る電車も人は多いがギュウギュウ詰めという訳ではないから、運が良ければ座る事も出来る。
電車が入って来るアナウンスが鳴ったのでハルが乗る準備をしようとした時、声をかけられた。
「あの…」
「はい?」
返事をしながら振り向くと、ハルと同じくらいの男子高校生が立っていた。その制服はこの辺りでも有名な私立高校の制服。
そんな有名な制服をキッチリと身に包んだその人は、黒髪を短髪にした真面目そうな人。