BEST FRIEND
そして優一さんは持っていた鞄からプロなどが使う一眼レフを取り出した。何が入ってるんだろうと思ってたけど、カメラだったのか。それにしても高そうなカメラ。
そう思いながらハルは優一さんに聞いた。
「写真撮るの好きなの?」
その質問に優一さんはカメラのレンズに望遠レンズを取り付けながら答えた。
「うん、趣味なんだ。写真撮るのも好きだけど、正確に言えばカメラが好きなんだ。この手にズッシリと来る重みや、シャッター音。綺麗な世界の一部を切り取る瞬間が一番好き。僕が切り取った世界をたくさんの人に見せて、こんな都会にも綺麗な場所がたくさんあるんだよって伝えたい。まあ、友達とかは興味ないっていつも素通りされちゃうんだけどね」
前半は熱く語り、後半は少し照れるように言った優一さん。
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