BEST FRIEND
「あ、ごめんね。女の子もカメラとかに興味ないよね」
「ううん。そんな事ないよ」
確かにカメラに興味を持った事もないし、詳しくもない。でも、優一さんの話しを聞いていたらカメラの素晴らしさを知りたいと思った。
「ね、シャッター音聞かせて」
「うん」
優一さんはカメラを首から提げカメラを構える。ピントを合わせているのか、優一さんはしばらくしてからシャッターに指をかけシャッターを押した。
カシャッとカメラが世界の一部を切り取る音が響く。
世界の一部を切り取ると聞いてからシャッター音を聞くと、本当に世界の一部を切り取ったみたいでたった一つの音がとても厳かに思えた。でもとても耳に心地よく届いて来る。
< 217 / 273 >

この作品をシェア

pagetop