『想いのカタチ』 (短編小説)

ほぼ強制的に佐野は連れていかれた。正直、武田には感謝している。佐野と離れられて ホッとしたのだ。きっと、…嫌なヤツだな…。

奈々沢:「さて…今日は2人になっちまったなぁ…」
一ノ瀬:「だね」

2人だけで出掛けるなんて何年振りだろうか。目に付いた物 全てが楽しくて堪らない。腹を抱えて笑いあったり、言いたい事を言ってみたり…あまりにもはしゃぎ過ぎて、気が付いたら日が暮れ始めている。疲れきった2人は砂浜に座り、冷たいジュースを片手に 夕日を眺めた。



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