桜雪
となりのアスの家から聞こえてくる


家族で夕食を食べる声に


少し孤独というものを感じていた。


10じ時をまわりさすがにお腹が空いてきた私は


近くのコンビニに行こうとした。

でもこんな時間じゃろくな

弁当もないなと思い

少し遠いスーパーへ向かった。


スーパーでから揚げ弁とを購入して帰宅を急いだ。


この角を曲がればもうすぐだ

そう思い私は足を早めた。

しかしそこ広がっていたのは夜の街。


たくさんの大人が酒に溺れ

だらしない顔をしていた。

曲がる道を1本間違えたようだ。


はやく家に帰りたかった私は

後ろを向いて来た道を戻ろうとした。

でもこの夜の街に母の姿があった。










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