ただ君だけを。
「なんで夏輝がここにいるの?」




「俺もこの部屋だから」






しれっと言って部屋に入る。




「なんだぁ。これじゃ襲われる心配ないや。よかった!」





顔を緩めて、俺の後をついてくる。





襲われる心配ないって…ある意味一番危険なのは俺だと思うけどね。





ちらっと横目で陽歌を見ながら靴を脱いでスリッパに履き替える。





リビングの端に荷物を置いた時、後ろからとんとんと肩を叩かれた。




振り返ると、嬉しそうな顔をした陽歌。





「ねぇねぇ。一回外行かない?綺麗な川あったでしょ?そこ行ってみたくって」







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