ただ君だけを。
「携帯水没したし、時間も・・・結構流されたみたいだけどな」
溜息交じりに吐き出された言葉は、寒さのせいかほんの少し震えている。
「やだぁ・・・怖いよぉ・・・」
帰りたい・・・
「大丈夫・・・だって言いたいけどな」
確信はない、とでも言いたげに夏輝は言葉を濁す。
・・・たしかにそうなんだろう。
私の携帯はホテルに置いてきたし、連絡手段はない。
もちろん人もいない。
近くにあるのは、森と崖と川だけ。
溜息交じりに吐き出された言葉は、寒さのせいかほんの少し震えている。
「やだぁ・・・怖いよぉ・・・」
帰りたい・・・
「大丈夫・・・だって言いたいけどな」
確信はない、とでも言いたげに夏輝は言葉を濁す。
・・・たしかにそうなんだろう。
私の携帯はホテルに置いてきたし、連絡手段はない。
もちろん人もいない。
近くにあるのは、森と崖と川だけ。
