せんせい、あのね


「二人は練習に戻って


私は学校案内がてら、

先生と

他の部員を見てきます。」



「はい」


実莉と愛は返事をし、


音楽室を後にする


先生達の背中を

見送る。



ドアが閉まるのを

確認すると、


愛が口を開く。




「なんかとっつきにくそー!


ちょっと偉そうだし‥


すごい俺様ぶってない?!


実莉の事、


お前とか言ってたよね?!」



少し興奮気味の愛に、

実莉は落ち着きを装って

返事をする。


「うん‥

でもああ見えてきっと


優しいと思う‥」




自分でもどうして、

そう思ったのかは


わからないが、


実莉はなんとなく


そう思った。



「人は見かけじゃないもんね!

先生の音楽センスに期待!


しかし、

すごくとっつきにくそうだね‥

でも顔はわりとカッコ良くない?!」



愛がにやけてゆう。
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