マスカラぱんだ


まず一番に驚いたのは、碧の家の大きさ。

大きな窓が印象的な2階建ての立派な豪邸に、思わず溜息を洩らす。

そして、その豪邸をぐるりと取り囲んでいる塀と、黒く重そうな門が目に入る。

その門を開けながら、碧は私に向かって声を掛ける。


「まあ、入れよ。」


碧のエスコートに従って足を踏み入れた私が見たのは、車が3台は余裕で停められそうなガレージ。

そのガレージを横切ると、あの豪邸のお洒落な玄関が見える。


「すごく大きなおうちだね?」

「そうか?」


さっさと玄関に入って行く碧の後を急いで追う。

碧の家ってお金持ちなんだ。と、考えながら。


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