マスカラぱんだ


え?

もしかして、ここは病院だし。そういう霊的なモノ?な訳ぇ~!?

ナナナナースコールしていいですかぁ?!

ベッドに備え付けられている、ナースコールに向かって手を伸ばした。その時。

夜の特別室に声が響いた。


「もしもし。・・・今、行く。」


あれ?

今時の霊的なモノって携帯に出て話すの?

まさか、時代に合わせて進化するとかぁ?

そんな世にも奇妙な考えを巡らせていると、自分の名前を呼ばれ我に返る。


「ごめん。福田さん。起しちゃって・・・。」


この声は!



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