想い出の宝箱



「ギャッ」


「ハハッ俺だよ彩ー」


「翔太?なんで?」



後ろを振り向くと
帰ったはずの翔太が
私に抱き着いていた



「どうしたの?」


「いや、彩におやすみって
言ってないと思って・・」


「ばかじゃないの?」


こんなことを言う
翔太がかわいかった



「しょうがないじゃん

おやすみって言わないと
彩寝れないだろ?」


「そんなこと・・・・」



そんなことない、
って言おうとしたのに

私の唇は翔太に
よってふさがれていた



「大好きだよ、彩。おやすみ」


そっと私の耳元で
囁いて帰って行った




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