想い出の宝箱




少したって看護婦さんがやってきて

私は病室へと戻された



翔太はあのまま目を覚ますことがないのか


そのことだけが頭を駆け巡る




すると病室に侑吾が入ってきた


「彩、大丈夫か?」


「私は大丈夫・・」



侑吾が話しかけても私はボーっと

翔太のことを考えていた



「お前翔太と付き合えたんだろ?」


今更そんなこと言わないでほしかった



付き合ったからこうなったんだよ


そう言うかわりに私はベットへともぐりこんだ



< 163 / 374 >

この作品をシェア

pagetop