死神彼氏と五日間
真奈は既に頭がクラッシュしそうだった。
そして、ソウシが気づいてしまうほど顔が真っ赤…。
そんな真奈を見て、ソウシは一瞬優しく笑った。
――――…え、今…。
それには真奈もわかったらしく、はてなを浮かべた。
何故なら…―――――
――――…すごく綺麗に笑うんだ。
真奈も笑みがこぼれてしまうほど、ソウシの微笑みは綺麗だった。
「何だよ、ニヤニヤして…」
「いえ!何でもないです!」
ソウシはいつもの顔(?)になっていた。
――――…またあの笑顔見られるかな?……見られるといいな。
真奈はわずかな未来に期待を寄せていた。