【短編】横顔
~三年前・秋~

あたしは秀くんと付き合って八年目を迎えていた。

いつもあたしのことを信じて大切にしてくれる秀くんがそばにいてくれてあたしは…それが当たり前になっていた。


秀くんと付き合っている間にもあたしは浮気じゃないよ、本気だから!なんて友達にいいながら何人かと恋愛をした。秀くんと別れてその人と付き合おうと思ったこともあったけど結局別れないでいたのは秀くんが大事だったからだろう。


男は浮気をするもんよ、なんて知った風なことをゆう女を半ば軽蔑しながら他人にそういい放つことで自分を保ってるんだな…とかわいそうに思ったりもした。

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