バイバイ、大好きだったよ。
――昼休み
昼食を食べ終わると、「話がある。」って言われて、優李に中庭に呼び出されていた。
「あたしカナタくんに告白されて付き合うことになった!」
「カナタ?誰それ。」
「えぇ!?カナタくんだよ!りなの弟の。」
「あぁ。カナタね・・・。って、ええええ??カナタ!?」
「うん。じゃあ、あたしカナタくんのとこいってくるね。」
カナタの奴ほんとに告ったんだ。カナタは1個下の弟で、私の同じ高校に通っている。カナタも和泉龍と同様、数少ないヤンキーの一人だ。
「私も彼氏ほしいなー。」とか考えていたら、いきなり名前を呼ばれた。