Frist time
「翔が、好き。
本当はずっと好きだったの。
すごく勝手な事を言ってるって分かってる。
でも、止められなくて…きゃっ」
俺はあいつの言葉を最後まで聞かないうちに、たまらず抱きしめた。
「俺が言おうと思ってたこと、先に言ってんじゃねぇよ…」
俺の言葉を聞いて、玲菜が俺の腕の中で更に泣き出すのが分かった。
自然と綻んでいく俺の頬。
俺はそっと玲菜を離して、顔を覗きこむ。
「…さっきの言葉は本当?
俺、信じていいんだよな?」
すると玲菜は大きく首を縦にふった。
首がちぎれそうなくらいに。
それを見て俺からさらに笑みが溢れる。
「玲菜、好きだ」
ゆっくり引き寄せて、そっと、キスをした。