Frist time


初めてのキスにお互い顔を真っ赤にしながら微笑み合った。
そのとき、ふと思い出した。

“玲菜ちゃんヤリマンだって噂だぜ”

このことをきちんと確かめないと。
俺の中の疑問が解決しない。


「…なあ、玲菜。
本当のこと言って。
なんでも受け止めるから。

遊んでたって…本当か?」


玲菜は一瞬目をそらしたが、決心したように俺の目をしっかりと見て、小さく頷いた。


「隠してて、ごめん。
翔に汚い自分を知られなくなかったの。

初めて翔を見たのは朝の体育館だったんだ。
一人でバスケの練習してるのを見て、柄にもなく一目ぼれしちゃったの。
でも翔はかっこいいってすごく有名だったから、あたしみたいな子は無縁だって思ってた。

…でもサボりに行った屋上で偶然会ったんだ。」





< 146 / 154 >

この作品をシェア

pagetop