短編‡よこたわるくうき。のレビュー一覧
4.0
緻密な背景描写・心理描写はないのに、ここまで読ませられるのは才能か。 視点違いを書くのであれば、是非とも中・長編にして欲しいです。
緻密な背景描写・心理描写はないのに、ここまで読ませられるのは才能か。
視点違いを書くのであれば、是非とも中・長編にして欲しいです。
また聞こえた窓を開ける音に、私ははたと顔をあげた。
アパートの隣室に住んでる男の人は、なぜだか日に数回、窓を開け閉めする。
換気……じゃないみたいだ。
開けて、またすぐに閉めているから。
ガラリ。
ほら、もう閉めた。
窓の外になにかあるのだろうか?
彼の部屋の間取りじゃ、二つある窓のひとつは目の前がマンションのはずだけど……
ガラリ――にゃあ、にゃあ――
猫?
また窓が開いて、今度は猫の鳴き声が聞こえる。
猫と、窓と……
それだけなのかな?
壁の向こう、横たわっている無関係の空気に、私はわざわざ探りを入れる。
ガラリ。
彼が毎日窓を開け閉めするのは、どうして?
それはたぶん、窓の向こうで待っている猫と。
真向かいのマンションの人が、知ってるかもしれない。
とてもよくまとめられた短編だと思います。 後半だれもが予想外の裏切りに合うでしょう。しかし、それは初めの違和感を一気に払拭してしまうような、逆に気持ちの良いものでした。 この惹きこまれやすさ、読みやすさを見習いたいと思います。
とてもよくまとめられた短編だと思います。
後半だれもが予想外の裏切りに合うでしょう。しかし、それは初めの違和感を一気に払拭してしまうような、逆に気持ちの良いものでした。
この惹きこまれやすさ、読みやすさを見習いたいと思います。