INCOMPLETE A PICTURE BOOK



「……ってか先生はお父さんの甥なわけ?」


「ん、まぁ、そうともいう」


多分、そうとしかいわない。



「初耳だ」


「聞かれなかったもんでな」



でも言われてみれば、似ているかもしれない。


昔の記憶をたどって父を探す。


でもあまり詳細な記憶はどこにもなくて……



「ところで君は?」



先生がイケメンに聞いた。


それは潤も気になっていた。


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