Ti Amo



「と…、とりあえず静かにしろ!できねぇんなら出てけ」


彼女の顔を見て急に
頭の中が真っ白になってしまった俺は
苦しそうに咳をする彼女に
そんな事を言ってしまった。


なんて事を言ってしまったんだ‥と
言ったあとに後悔した。


苦しいからなのか、俺に言われて驚いたからなのか、
彼女はうっすらと目に涙を浮かべ


「…ごめんなさいっ……」


と呟いた。



< 6 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop