紅屑の記憶

ガサッ……ガサッ…
落ち葉や枝を踏む
音がする


「いるのは分かっている」

「ダーインスレイヴを
大人しく渡せ」


男達が少しずつ
歩いて来るのがわかった



「……イヴをあんな
奴らに渡すくらいなら…」


お母さんはそう呟き
イヴの頬を両手で包む


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