紅屑の記憶

「…………イヴ…
良く聞いて…」


お母さんの言葉に
イヴは頷く


「お母さんが時間を
稼ぐから…
イヴ、あなたは全力で
走りなさい」


お母さんはそう言って笑う


「生きて……
あなたは私の自慢の子よ…
胸を張って…堂々と
生きていきなさい」


そう言ってイヴの
背中を押す


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