紅屑の記憶


「イヴ!!!」


名前を呼ばれ
イヴは目を開く


そこには心配そうに
イヴを見つめる
リシナの顔があった


「…良かった…
イヴ何度も呼んだのに
起きないからさ
町の人達も目を覚ましたよ
ありがとう!」


カイの言葉も今は
何も耳に入らない


「…………………」


イヴは俯いたまま
何も話さない


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