紅屑の記憶

「私は誰かを傷付け
血に染まる自分を
見たくないの!!
それなら此処で眠って
いたほうがいい……」


バチンッ


そう言ったイヴの
頬をルアムは叩いた


イヴは放心状態で
頬を抑えルアムを見つめる


『逃げるな!!!
向き合いなさい!!
奪った命は返ってこない
だからこそ償って
生きていくのよ』


ルアムはそう言って
イヴにもう一度
手を差し出す


イヴは恐る恐る
その手をとった




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