リトルラブ
そんな私を無視して、祐也くんはゆうゆうと語りだした。
「さっきから夢、夢ってブツブツ言ってっけど、これ、現実ね。んで、ちなみに本日の一連の出来事は、全て俺と結衣のダチが仕組んだことでーす★」
これ、重要!といわんばかりに、『ちなみに~』のあたりだけ、声のボリュームを上げた。
それから、話の最後の“ダチ”の部分では、しっかりと私の後ろの友達を指さしていた。
裕也くんが言い終わると同時。
「嘘―ッ!?」
私は思わず大声を出してしまった。
普段あまり喋らないはずの、私の大声に驚いてか、
クラス中の人の肩が、ビクッと跳ね上がる。
…でも、正直、こんな大きな声が出せたということに、
自分が一番びっくりしてる。