男装人生



少し心配だが、本人が何でもないと言うのだからこれ以上どうすることもできない。


玲李たちは数日圭也の様子を見守ることにした。






「恭・・・圭也、大丈夫だよな?」


「・・・どうでしょうね。」


圭也の様子がおかしくなって3日が経った。

圭也のことだから、数日すれば元に戻るだろうと踏んでいたのだが、初日に増して心ここにあらずって感じだ。


「煩いのが静かだとなんだか落ち着かないね。」


いつもは煩がっていた光も、あまりにも静かな圭也に気味悪がってる。


今日は休日で、圭也の様子を心配した恭、凛、光、架衣斗、藤原さんが部屋に集まってくれていた。


圭也はというと朝からお風呂に入っていてまだ出てこない。



「・・・心配。」


「そうだね。・・・でも、このままじゃ終わらないと思うよ。まずは、圭也がアクションを起こすのを待つしかないね。」


圭也があんなに上の空で静かなのは、実家に帰った時に何かあったのか、何かを悩み考え込んでいるからなんだろうと私達は考えていた。

このまま、何事も無く元に戻ってほしいが、いつもと違う圭也を見ているとこのままじゃ終わらない気がするのだ。

私達も架衣斗の言葉に頷いた。


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