執事と共に日常を。

黄昏に、染まる橋の上




――いつもの橋の上。


「彷徨ってるって、感じではないわね」


初めて会ったときと全く同じ構図で、恵理夜とユウヤは対峙していた。

恵理夜の手は、相変わらずユウヤの腕を隙なく掴んでいる。
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