君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
「そうだなぁ、そうだね。明ちゃん、行こうか」
「は?」
「だから、詫びるから」
「はぁぁぁぁぁあ?!」
真っ赤になった顔をさらにあかくする明ちゃん。
「ちょっ…!美加、助けてっ」
「いってらっしゃあい」
美加ちゃんも、なかなか協力的だ。
レジには、さっき置物の説明をしてくれた若い店員さん。
「海鮮パスタと苺パフェ分の会計してもらえますか」
「はい、かしこまりました~。あれ、大槻?」
「広瀬さんっ!助け…っ!」
店員に助けを求めようとする明ちゃんの口を、笑顔でふさぐと、今度は店員が口を開いた。
「おいっ、お宅…っ」
「ごちそうさま」
俺は、止めに入ろうとする店員をかわして店の外へ出た。