君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
バッとこちらに顔を向けてきたかと思ったら、みるみるうちに真っ赤になって、店側に顔を背けてしまった。
うわ、、、可愛い。
長いポニーテールが、明ちゃんの顔を隠す。
片肘をついて、手のひらで顔を覆って、なんとかばれないようにしている。
「えっ、何て言ってたの?聞こえなかった~!」
美加ちゃんが明ちゃんの腕を引っ張っている。
「余計なこと言うな、って言ったんだよ」
明ちゃんが、俺の嘘にピクリと反応するのがわかった。
「で、すねてるの?この子は」
「強く言いすぎたかな」
「そうだよ江口!詫び入れろよ」
大嶋が口元だけ真剣に言った。