君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
俺は即座にエンジンをかけて車を暖める。
その間に、アイツの携帯をコールした。
プルル───
「はい」
「もしもし?」
「あ?あぁ、奏か」
「例のアレ、夜でもいいか?ちょっと今手が離せないんだ、じゃ」
「は?おい!」プープー…
あ、やべぇ、またやっちまった。
とりあえず断ったからいいよな、よし、、、
ようやく発進させた車を、とにかく大急ぎで走らせる。
明ちゃんが泣くとしたら、絶対昨日の話だ。
俺は、何か間違っていたか?
何があった…?
「ちくしょ…」
ひっかかった信号に、いちいち悪態をつきながら、俺はMichiに向かった。