君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
Michiに着くと、入り口に正樹が待っていた。
「江口さん!」
「明ちゃんは?」
「今、美加がついてます」
ドアには、準備中の札がかけられていた。
───カラン…
「あ、、、」
美加ちゃんが顔をあげる。
「えーと、、、」
今度は俺が何を言えばいいのかわからなくなってしまっていると、美加ちゃんが口を開いた。
「今、泣き疲れちゃったみたいで、、、」
「そっか、、あのさ、そこ、俺が居ていい?」
明ちゃんが体重を預ける、美加ちゃんの座る場所を指差す。
一瞬驚いた様子の美加ちゃんは、頷いて明ちゃんの肩を支えるように立ち上がった。
即座に俺も、頭を支えるように手を伸ばして、そこに入れ替わる。