幼なじみの甘い××。Good night baby★


気合いを入れて顔を上げると、



「エライな。昔からお前、やるときはやるもんな」



あたしの濡れた前髪をかき上げて、ハル兄は目を細めて笑った。



――ドキン……と胸が波打って、あわてて視線をそらす。


服の泥を落とすそぶりを見せながら。



……おかしいな、あたし。



こんなふうに撫でられたり、ほめられたり、笑いかけられることなんて、小さいころには何度もあったはずなのに。


たかが前髪に、ハル兄の指先がそっと触れただけなのに。



何なんだろう、この感じ。



……ヘンなの。


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