S・S・S
あぁ、なんて幸せなんだろう。
大好きな人に、“好き”って伝えられて
そしてその人が自分の事も“好き”って
―…こんなにも満たされる事なんだ。
「サラちゃん、ヨダレ出てる。」
「ぎゃあ!」
どんだけ羨ましいのよ、あたし!!!
「… そんな顔するんなら、さっさと告白しちゃえばいいのに。」
「へ?」
リモコンで、ドラマの最後を彩る“Silent Night, Holly Night”の音量を下げながら、サエさんがあたしに、イイコ、イイコ、してくれた。
「あんた、泣いたでしょ。目、腫れてる。…大崎に聞いたよ。昨日、モモとバトルったんだって?」
「…すみません…」
サエさんは、メンバーの中で、唯ひとり、あたしの気持ちを知ってる。
なんていうか、地に足がついてて、安心して色んなことを任せられる人だ。
「まぁ、トウマくんは今ノってるからね。モテるのも分かるけど…」