幸せの在りか
「…部屋に上がって、ゆっくり話し聞くから、靴ぐらい脱がせろ。ちょっと離れてくれよ。」
「…やだ。」
「おい…。何子供みたいな事言ってんだ。」
だって…今頃になって恥ずかしくなってきて、顔が上げれない。
引っ込みがつかなくなった手。
…どうしよう…。
「いい加減にしろ。」
無理やり引き離すと、手首を掴まれて、炬燵の前に座らされた。
目尻に残る涙の跡も、
真っ赤になってしかめっ面をしている顔も、
見られたくなくてそっぽを向いてると、両頬に誠の手が添えられた。