幸せの在りか
これで誠と私だけの秘密が2つになった。鍵と…ケータイ。
嬉しくて…嬉しくて…何度も開いたり閉じたりしていじっていたら、
「なー、俺腹減った。お前はもう食ったの?」
「ううん、まだ。誠と一緒に食べたくて待ってた。すぐ用意するよ。」
「お待たせー。煮込みうどんだよ。本当は鍋焼うどんにしたかったんだけど、土鍋がなかったから…。」
「おー。美味そう。いただきます。」
「いただきます。」
食べようとして誠の手が止まった。
「どうしたの?」
「ん…こういうの…いいなと思って。帰って来たら部屋に明かりがついてて、暖かい部屋で待っててくれる人がいて、飯が出てくるの。」
「うん。」