愛しのりんご君。



雪斗side.




「…佐藤くん…」



「実久…」




…一体、何が起きているんだろうか。


目の前では、お互いを見て固まっている…坂元と、金髪の"佐藤くん"って呼ばれた男。
恐らく、坂元の"彼氏"。




「…そっか。」




坂元は、小さく何かを呟いたかと思えば。


いきなり反対方向にダッシュしていった。




「えっ?ちょっ……坂元!?」





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