~新撰組~『時を超えた少女の恋』
やっとのことで見つけた場所は行きつけの縁側。




『沖田さん!!』




私が叫ぶと沖田さんは驚いた表情で私を見た。




「何ですか?」




私は沖田さんの隣に座って頭を下げた。




『…ごめんなさい!!』




私は頭を下げている所為で沖田さんの顔が見えない。




だから今どんな顔をしているのかも解らない。




「美夜さん。謝るのは僕の方ですよ。」




私はゆっくりと頭をあげた。




そこには悲しそうな複雑な表情をした沖田さんがいた。






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