どーるぷりんせす



「‥俺も。」

「へっ?」

「俺も、好きな奴とこういうことするの初めてだから正直どうしたらいいのかわかんね。」

顔を赤く染めて言った祐くんが、すごく愛しく感じた。

ギュッと祐くんの胸に顔を埋める。


祐くんの制服からほんのりといい香りがした。


「やべー。‥キスしてもいい?」

「‥うん」

あたしが頷いたのを確認してから、祐くんはあたしの顔に手を添えた。


その手は震えていて、あたしはその手に自分の手を添えた。


「俺だせーな。緊張してる」

恥ずかしそうにはにかむ祐くん。


「ダサくない。祐くんはカッコいいよ?」


「ふっ。サンキュ。」


祐くんはそのまま近づいてきて、あたし達は軽いキスをした。


「好き。」

あたしが言うと祐くんはあたしの頭を撫でてくれた。

「俺も。」


あたし達は目を合わせて笑った。


‥幸せ。

幸せってこういうことを言うんだろうな。


お仕事も順調で、
素敵な友達がいて
大好きな人が隣に居る。


ずっとずっとこのままで居たいな‥。


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