どーるぷりんせす
「祐たーん。駿くんが迎えに来てあげたぞよ〜」
「結衣ちゃん!まいまいが来たぞよ〜」
だけどその幸せは呆気なく崩された。
‥‥バカップルに。
「あれ?お邪魔だったかしら」
「駿‥お前ほんと許さねー」
「いやんっ、祐たんこわいー!」
「ちょ、なんで駿オカマになってるの」
「え、俺実はオカマだからさ」
「‥別れる」
「嘘だよ、嘘!」
舞と駿くんの漫才を見て、あたしと祐くんは大笑い。
「じゃあもうお昼だし、みんなでご飯食べようか!」
舞がお弁当を見せながら言った。
「え、もうそんな時間?」
教室についている時計を見ると、もう12時30分だった。
今日は時間がすぎるのが早いな。