発明王ショート
「ちょっとどいてて」


 ショートは成瀬が立っていた場所に移動し、掘り返した跡にルンバを近づけた。


『ワンワン!』


 反応したルンバを見て、二人は顔を見合わせた。


『ワンワン!』


「でも眞森君。なんで犬の鳴き声なの?」


「ここほれワンワンってね。ぶっちゃけ、これに1番時間がかかった」


「ちょっと! 私の努力を返せ!」


「す、すいません」


「よし、じゃあ眞森君、手で掘って」


「手で!? くっそー!」


 ちょっと悪いなーと思ったショートは逆らわず、叫びながら素直に地面を掘った。


「お、なんかあった」


 ショートが掘り当てたのは、30センチ四方の四角い木の箱だった。


「開けるよ」


「うん」


 ショートが木箱を開けると、中にはぎっしりと、とんでもない量の宝石が入っていた。


「「き、きたー!!!」」

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