あたしの前だけ俺様王子☆
…なんか考えすぎて疲れた。
そのままベッドへ倒れこむ。
ふと横を見てみると、美紀に無理やり買わされた白のワンピースが。
これ、ちゃんとしてるかな?
そう思って手に持って見る。
「スカート丈、短くない…?」
しかもかなり薄い。
何か上に羽織ったとしても、かなり寒い気がする。
っていうか、絶対似合わないよね…
アイツにバカにされちゃうかもしれないし、やめとこうかな…
そのワンピースから手を離そうとしたとき、携帯の着信音が鳴り響いた。
「はーい、もしもし~?」
『はーい、じゃねーよ。ばーか』
…名前、確認しとけばよかった。