あたしの前だけ俺様王子☆
理想の彼
あれから少し経って着いた豪邸。
「ここ、俺ん家」
そうだと思いましたけど。
こんなにデカイとか…
「ありえない…」
こんなのテレビでしか見たことない。
ほんとにお城みたいだ。
「おい、よそ見してて迷子になんなよ。
いろんな人が来てっから一応気をつけろな」
あたしがキョロキョロしてたからか、
アイツが呆れたように言う。
あたしは感動のあまり無言で頷くしかできなかった。
そのまま中へ入って行くアイツの後ろに並んで入る。