オフィスの甘い罠
まぁつまり、『アンタと
仕事時間外で一緒にいる
なんてゴメンよ』って、
あてつけ。



秘書になって2週間がたつ
けど、あたしの柊弥への
態度は相変わらずそんな
感じだった。




一旦家に帰って着替えを
済ませ、タクシーで銀座に
向かう。



控え室に入ってメイクの
仕上げを始めてると、
すぐにママがやって来た。



「おはよう紫苑!

お得意様、何人も予約
入ってるわよ。

皆さん久しぶりで楽しみに
してらっしゃるんだから、
手厚く歓迎してあげてよぉ〜!」



「わかってますよ。

大サービスして、倍返しで
注ぎ込ませますから」



ニヤリと笑って答えると、
ママも満足そうに笑って頷いた。



「さてと――それじゃあ
久々に、紫苑の出番と
いきますか――!」
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