オフィスの甘い罠
「紫苑さん……?」
同席してた女のコに名前を
呼ばれて、あたしは
ようやくハッと我に返って、
「ごめんなさい、失礼しますね」
今まで接客してた相手に
愛想笑いを向けると、
静かに立ち上がり移動した。
柊弥は最奥のソファに
ドッカと座って、歩いて
くるあたしを見てる。
あたしが目の前に着くと
再び楽しそうな笑顔を作って、
「会えてよかったぜ。
聞いたよ。
誕生日なんだろ、今日?」
わざとらしい口調。
てゆーかなんでアンタが
知ってんのよ、そんなこと。
あたしは柊弥の隣に見かけ
だけは静々と座って、
至近距離でキッとその顔を
睨みつけた。
「どーゆーつもり!?
一体何しに来たのよ!?」
押し殺した声で問い
つめると、柊弥は大ゲサに
目を丸くして、
「何って……だからお前が
誕生日だって聞いて、
おめでとうを言いにだな――」
同席してた女のコに名前を
呼ばれて、あたしは
ようやくハッと我に返って、
「ごめんなさい、失礼しますね」
今まで接客してた相手に
愛想笑いを向けると、
静かに立ち上がり移動した。
柊弥は最奥のソファに
ドッカと座って、歩いて
くるあたしを見てる。
あたしが目の前に着くと
再び楽しそうな笑顔を作って、
「会えてよかったぜ。
聞いたよ。
誕生日なんだろ、今日?」
わざとらしい口調。
てゆーかなんでアンタが
知ってんのよ、そんなこと。
あたしは柊弥の隣に見かけ
だけは静々と座って、
至近距離でキッとその顔を
睨みつけた。
「どーゆーつもり!?
一体何しに来たのよ!?」
押し殺した声で問い
つめると、柊弥は大ゲサに
目を丸くして、
「何って……だからお前が
誕生日だって聞いて、
おめでとうを言いにだな――」