オフィスの甘い罠
「……わかってるよ。

お疲れ、社長秘書サン」



「そっちこそお疲れ様、副社長」



おどけた口調で言った
三浦がドアの向こうに
消える間際に、柊弥は
『サンキュ』と短く告げる。



三浦は軽く手をあげて
それに答え、静かにドアを
閉めて去って行った。






     ☆☆☆☆☆





_
< 243 / 288 >

この作品をシェア

pagetop