オフィスの甘い罠
柊弥はなんとも言えない
無表情で肩をすくめて、



「“会いたい”?

まぁそうとも言えるだろーな。

薄っぺらで軽い女よりは、
お前の方がまだ面白そうだし」



(……………)



ほとんど毒舌に近い口ぶり
だけど徐々に免疫ができて
きたのか、さっきほどは
動揺しないで済んだ。



あたしはウフフと口元に
手を当てて笑って、



「面白そうだなんて、
ありがとう。

でも“薄っぺらで軽い”
だなんて、高城さんの
周りにはそんな女の子しか
いないの?」



「そんなのしかいないさ。

そんな女とは話してたって
楽しくもなんともないからな。

それなら紫苑の方が、
まだ数倍はオレを楽しませ
られると思って来てやったんだ」
< 45 / 288 >

この作品をシェア

pagetop