大好きな君にエールを*番外編





「お父さんとお母さんは?」


「バレンタインイブだから出かけたよ」


バレンタインイブ?


「明日の夜、2人とも仕事だから今日くらい出掛けなって言ったら、すぐさま出てった」


なんて羨ましすぎるお二人だこと。


「ご飯、肉じゃがにしたよ」


「やった!お腹空いたからもう食べようかな」


制服を着替えて再びリビングへ行く。お姉ちゃんと一緒に食べる準備をした。


「よし!いただきます」


「いただきます!うわぁ、美味しそう!」


「でしょ?あたしの肉じゃがはお母さんのより美味しいぞー♪」


「お姉ちゃん言うねー!」


2人で笑いながら肉じゃがを頬張る。本当に、お世辞じゃなくてお姉ちゃんの肉じゃがは美味しい。


「それにしても、2人でご飯って久しぶりだね」


「そうだね!お姉ちゃんバイトがあるもんね」


「今日と明日は無理言って休ませてもらったの。なんてたって、バレンタインですから!」





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